昨日書いたこちらの記事、
思うことが多すぎて書ききれなかったので続きます。
整形の内容を知ってまず思ったのは、「なんか雰囲気変わった?」と誰かに聞かれたときに、
「有村藍里さんと同じ手術をしました!」と言えるな、ということ。
実は、手術をしたことは周りの人にはほとんど伝えていないのです。
直属の上司や先輩はさすがに知っていますが、その人たちを含め、職場で術後の顔はまだ見せていません。ずーっとマスク。
むくみはかなり引いてきましたが、術前とのギャップがあるので反応が怖くて。
仕上がり自体は悪くないと思うので、逆に知らない人に顔を見せることには抵抗がありません。
あと数ヶ月して職場でマスクを取ったとき、

なんか雰囲気変わった?

有村藍里さんと同じ手術をしました!
という会話が自然に交わせる……という時代はまだ来ていませんね。
私の受けた手術は、方法こそ同じですが、顎変形症という「病気」の治療のため。
整形じゃないんですよー、病気の治療なんですよ−、と声を大にして言いたいのですが、自分から言うのも不自然。
それになかなか理解してもらえないような気がします。
手術することを伝えた人の一人には、丁寧に説明したにもかかわらずいつまでも「整形」と言われましたし。
事情を伝えていない人ならなおさら、「整形だ!」と影でヒソヒソ言われることでしょう。
有村さん自身、美容整形として手術を受け、それを告白したことで注目を集めているわけですし。
結局は、

なんか雰囲気変わった?

えーそうですかウフフ
みたいな曖昧なごまかし方をすることになりそうです。たぶんごまかせないけど。
私は美容整形を否定はしません。
コンプレックスが解消されて見た目だけではなく気持ちまで変われるというのも理解できます。
一方で、手術の失敗で取り返しのつかない心身の傷を負う可能性や、整形依存のような心の問題があるのもまた事実。
肯定的なとらえ方だけでは語れない面もあると思います。
私が、美容整形じゃないよ、顎変形症の治療だよ、と強調してしまうこと自体、整形に対する抵抗感の表れかもしれません。
というよりも、「見た目にコンプレックスを抱えていた自分」「『あの人やっぱりコンプレックス感じてたんだ』と周りの人に思われてしまう自分」
……プライドというか何というか、そんな自分を人には知られたくないんですよね。
書きながら考えているのでなかなかまとまりませんが、顔が変わるという大きな治療は、精神的にちょっと不安定になります。
治療を考えている人は、どうか心を強く持って。
そして、私もいつか、勇気を持ってマスクを外せますように。
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