術前検査、自己血貯血も終えて、顎変形症手術の準備は着々と進んでいます。
2018年12月、手術直前のあれこれをまとめて紹介。
麻酔科受診
この日は麻酔科のみの受診。
「麻酔のしおり」というパンフレットを渡され、麻酔科医がそれに沿って説明していきます。
全身麻酔なのでひたすら眠っているだけ。
でも自分では呼吸ができなくなるので、気管にチューブを通します。
これがなかなか曲者で、口から入れた場合は弱ってぐらついている歯が抜けてしまったり、声帯を傷つけて一時的に声がかれたりするそう。
顎変形症は口の中の手術なので、チューブは鼻から。
歯が抜ける心配はありませんが、声帯を通るのは同じなので声がかすれる可能性はありますね。
個人的に非常に気になる合併症は吐き気。
吐き気が怖くてちょっとパニックになることを繰り返し訴えて、あらかじめ吐き気止めの点滴を入れてもらえることになりました。
他の人のブログを見ていると、術後の様子はかなり個人差がありそうなので、楽な方だといいなあと願うばかり。
でも執刀の先生曰くみんな結構苦しむそうなんですよね……。
矯正歯科で型取り
矯正歯科でもやることがあります。
調整ではなく歯の型取り。
今回取った歯形から、手術の時に位置合わせに使う型を作ります。
できあがった型は、入院前に受け取って自分で持って行くそうです。
さりげなく重要なミッション。
口の中にペースト状のものを詰められて固まるまで待ちます。
我慢できないほどではないですが、まあまあえずきますね……。
私、嘔吐反射が割と強くてこういうの超苦手です。
その後、歯を動かすための調整ではなく、歯が手術までに動かないようにする処置をしました。
ブラケットに通っている太いワイヤーに細いワイヤーを巻き付けて、歯の間隔が変わらないようにしています。
手術の時に型が合わなくなったら大変ですからね。
いよいよ手術、という実感が沸いてきます。
型の受け取り
時が流れて入院前日。
矯正歯科で型を受け取りました。
青い型は、上下の歯形から作った理想的なかみ合わせ。
当然今の段階では全く合わないので、上下別々にはめてみて形が合っているか確認しました。
プチプチに包まれていて分かりづらいですが、白いのは前回取った歯型。
本来渡さなくても大丈夫なものらしいですが、執刀の先生はこれもしっかり確認したいということで渡しているそうです。
ピンクのはシーネと言います。術後に噛んでいる人も多いみたいですね。
いつ使うのか聞き忘れました。
大切に持ち帰って、明日の入院に備えます。
手術前の写真
口の中(手術1週間前)
型をとった日の写真。
わかりにくいですが、歯がこれ以上動かないようにワイヤーで処置されています。
顔(手術前日)
こちらは手術前日に撮ったもの。
すっかり筋肉が落ちてより面長が強調されています。
矯正前がこんな感じだったので、筋肉の力、おわかりいただけたでしょうか。
笑顔で。
反対咬合になっているので、人前で歯を見せて笑うことも減りました。
横顔もしっかりあごが出てきました。
笑顔が嫌だ……。
こちら側はまだマシかと思いきや。
やっぱりダメー!
この顔ともお別れかと思うとちょっとしんみり? 不安? 今より悪くなることはないという気持ち? なんだか複雑です。
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