顎変形症治療に踏み切った私が、そこに至るまでの道のりを当時の日記を元に振り返ります。
最初は手術を伴う外科矯正など全く想定していない、「噛み合わせ治療」から始まりました。
噛み合わせ治療を受けようと思ったきっかけは「ゆがみ」
会社で年1回歯科検診を受けていて、いつも特に問題なし。
自分から歯医者に行くのは、歯がしみたときやクリーニングをしたいときなどごくたまに。
そんな状況で噛み合わせ専門の歯科医院に行こうと思ったのは、「ゆがみ」が気になっていたからです。
左右の眉毛の高さの違い、目の高さと大きさの違い、ほお骨の形と高さの違い、鼻の曲がり、口角の高さの違い、あごの中心と体の中心線が合っていない——。
完璧に左右対称な人なんていなくて、誰でもゆがみはあるというのは分かっていますが、それにしてもこれはひどすぎる。
加えて、下あごが出てしゃくれているのも気になります。
ゆがみに関しては昔からかなり悩んでいて、整体、カイロ、小顔矯正などは一通り経験しました。
そして、どれも目立った効果無し。
首の曲がりや肩の高さの違いもあるので、全身を調整するようなメニューもあちこちで試しましたが結果は同じでした。
体や顔のゆがみについてネットで検索し、効果があるとされる整体院などに数か月通っては、また効果がなかった……とがっかりする繰り返しが日常。
ゆがみ問題は私の人生でかなり大きな部分を占めていました。
噛み合わせの悪さがゆがみにつながる?
ある日のネットサーフィンで見つけた情報は、歯の噛み合わせについてのもの。
噛み合わせが悪いことで、全身のバランスが崩れ、体や顔のゆがみにつながるという見解があるそうです。
例えばこれ。
噛みぐせや姿勢などと並んで、その原因となるのがムシ歯や歯周病。未処置のムシ歯や、治療途中でそのままにされた歯があると、歯並びが悪くなり、上下左右の噛みあわせのバランスが崩れてしまいます。
その状態を放っておくと、あごの位置がずれ、筋肉や神経に影響を及ぼすことも。肩こり、腰痛、頭痛などを招く原因にもなってしまうのです。
セルフチェックの方法として顔の左右非対称がないか見るという方法も紹介されています。
また、歯科医院で噛み合わせ治療を行っているところもときどき目にしますね。
一方で、
【歯並び・かみ合わせと全身との関係】
歯並びやかみ合わせが悪いと、体が歪んだり、視力が低下したり、小児喘息になるなどと、さまざまな全身への悪影響がホームページなどに出ています。しかし、これらの中で歯並びやかみ合わせとの関連性がハッキリと科学的に証明されていることは一つもないと言っていいでしょう。
という見解もあります。
でも実際に下あごは出ているし顔はゆがんでいるので、見た目に限って言えば十分マイナスだと感じます。
噛み合わせ治療をして少しでもゆがみが解消される可能性があるのなら、それを無視することはできないと思いました。
ところでどんな歯並びなの?
ゆがみが噛み合わせからくるものかもしれないと思ったのにはそれなりの理由があります。
歯並びの写真を載せますね。
かなり拡大しているので、画質は悪いです。
↓↓↓
治療していない虫歯や、歯周病や虫歯などで失った歯はありませんが、微妙にガタガタした歯並びです。
一応噛み合っているようにも見えなくもないですが、よく見ると、上下の前歯を合わせたとき、前歯の中心がずれて斜めになっています(赤線部分)。
上の歯は1本奥に入って反対咬合に(赤丸部分)。
さらに、口を閉じているのであまり目立ちませんが、普段の表情はこの歯並び以上に受け口感があります。
きっちり噛み合っていない部分をなくせば、ゆがみやしゃくれは少しはマシになるのでは?という期待感が出てきました。
噛み合わせ治療のできる歯科医院選び
おなじみネット検索で噛み合わせ治療のできる歯科医院を探します。
地元ではなかなか見つかりませんが、職場周辺で探してみると選択の余地がありそう。
噛み合わせ+歯科+(地名)という検索で、何軒かヒットします。
その中から、噛み合わせ治療に力を入れていそうなこと、仕事帰りに行けることを条件に決めた歯科医院に通い始めました。

これが2017年4月のこと。
人生のターニングポイントとなった瞬間です。←大げさ
そして今改めて見るとやっぱり歯並び悪かった(笑)
次回は実際の治療について書いていきます。
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