顎変形症の治療開始までの振り返りです。
噛み合わせ治療から始まり、矯正歯科のカウンセリングを巡って、外科矯正を決意。←今ココ!
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2017年12月、保険適用で治療ができることを前向きにとらえて治療を決意。
なのに長期の術前矯正を考えるとなかなか踏み出せず、徒にネットサーフィンする日々を送っていました。
手術をする病院のことを考えてみた
今までいくつかの矯正歯科でカウンセリングを受けてきましたが、矯正歯科で手術をするわけではないんですよね。
当然手術をする病院があるわけで。
カウンセリングで外科矯正の話を聞いた4軒の矯正歯科は、それぞれ別の病院と提携していました。
逆に言えば、患者側から○○病院で手術したい! と要求しても、○○病院と提携している矯正歯科でなければ受け入れてもらえないということになりそうです。
しっかり連携して進める必要がある治療なので当然と言えば当然なのですが。
もっと言えば、顎変形症を保険で治療できる矯正歯科も限られています。今さらですが。
自由診療における歯科矯正治療は保険適用外ですが、下記の「別に厚生労働大臣が定める疾患」に起因した咬合異常に対する矯正歯科治療、ならびに顎の外科手術を要する顎変形症の手術前、手術後の矯正歯科治療、および前歯3歯以上の永久歯萌出不全に起因した咬合異常(埋伏歯開窓術を必要とするもの)に限り保険診療の対象となります。これら保険適用される医療機関は、別に厚生労働大臣が定める施設基準に適合しているものとして地方厚生(支)局長に届け出た保険医療機関のみになります。
最初にカウンセリングに行ったB矯正歯科はこの「届け出た保険医療機関」ではなかったので、普通に矯正しても微妙……みたいな話だけで終わってしまったんですね。今になって納得。
とりあえず、今までと違うアプローチで、どの病院で手術をしたいかを決めて、そこから提携している矯正歯科に行くという方法もありじゃない?と気づきました。
これまでに4軒の矯正歯科で4軒の病院名が挙がっているし、手がかりはあるはず……。
G病院で診察
病院探しに手間取っているうちに年が変わって2018年2月。
とにかく診察を受けないと何も始まらない! ということでG病院へ。
前回調べていたサージェリーファーストは保険が効かないので諦めているのですが、少しでも術前矯正が短くならないかということも含めて話を聞きに行きます。
矯正歯科からの紹介状がない診察という形。ちょっとイレギュラーかも。
そして、大きい病院を紹介状なしで受診すると、意外なお金がかかるので注意が必要です。
200床以上の病院への初診・再診
1994年の医療法改正により、地域医療と高度な専門医療を病院の規模等に応じた機能分担を推進されており、ベッド数が200床以上の病院に受診する際、他の医療機関の紹介状がない場合には、特定療養費制度により患者側が別途負担金を支払うことになる。金額は500円から10,800円と医療機関により異なる。
さて診察。
まずはレントゲンを撮って見てもらいます。
顎変形症という診断が正式に下るのは提携の矯正歯科で検査してからですが、変形はあるので保険適用で治療ができるでしょうとのこと。
先生は、下顎前突よりも左右非対称が気になるといいます。
確かに私の口元は右下がり。
レントゲン写真でも右側の骨が大きいため上あごが傾き、それに下あごの骨が付いているので全体的に曲がって見えます。
完全に左右対称な人はいないけれど、ある一定の角度を超えると多くの人が非対称と認識するそうです。
上あごの傾きは、4度というのが基準になるとのこと。
レントゲン写真の角度を測ってもらうと、それをあっさり上回る6度近い傾きがありました。
先生とQ&A
限られた時間の中ですが、いろいろ調べて気になっていたことも質問できました。

この手術を受けているのは若い人が多いみたい。30代という年齢が気になります。

過去には60歳で手術を受けた方もいます。特に遅いということはないですよ。

上あごを切る時、短い方に合わせると余った皮膚のたるみが心配です。

なるべくたるまないように、顔の筋肉の付き方なども考えながら手術します。必要なら短い方を少し伸ばすこともあるかも。

長期の術前矯正に不安があります。

患者さんの要望としては十分理解できるので、術前矯正はなるべく最低限にして、手術、術後矯正へ進めるよう、矯正歯科と連携していきます。
そんな感じで診察終了。
30代、まだ大丈夫……なのかな?
この後、提携している矯正歯科で詳しい検査を受けることになりました。
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