顎変形症治療開始までを振り返る記録もこれで終わり。
最初から読みたいという方はこちらから。

2018年2月、手術をする病院を探すというアプローチでG病院を受診。
顎変形症として保険適用で治療できるでしょうという見立てでした。
診断を下すのは歯科医ということなので、提携のH矯正歯科で詳しい検査を受けることになりました。
H矯正歯科で検査
G病院の提携しているH矯正歯科に紹介状を書いてもらって検査を受けました。
レントゲンを撮ったり歯型を取ったり。
先生には、変形はしてるけどすごく大きな変形というわけではないよねー、ちょっと見た目も考えてるよね? でも気になり出すと頭から離れないよねー、夜になるといろいろ考えちゃったりねー、と言われ、心を見透かされたようでドキドキしました。
すごく優しい先生なんですけどね。
治療には大変な部分もあるし、資料を渡すからゆっくり考えてみて、とアドバイスをもらって検査は終了。
2週間ほどで診断結果をG病院に送るとのこと。
その後G病院を再度受診してくださいと言われました。
検査の結果は、顎変形症
約2週間後、結果が出たのでG病院で結果を聞いてくださいという連絡をもらいました。
予約を取り、緊張しながら診察室へ。前回と同じ先生です。
この期に及んで、手術するほど大きな変形ではないです、と言われたいような、言われたくないような。
結論から言うと、左右非対称と下顎前突の顎変形症で保険治療が可能とのこと。
治療の流れや手術の方法、術後の対応などについて資料をもらって説明を受けました。
上下のあごの手術が必要で、数か月の術前矯正→手術→術後矯正という流れです。
術式は、ルフォーⅠ型とSSRO(下顎枝矢状分割術)。
ものすごくざっくり言うと、上下のあごの骨を切り離して自由に動かす手術です。
私の場合、上あごの長い方を切って水平にし、下あごも切って引っ込めます。
リスクとしては、神経の集中している部分を手術するため、感覚の麻痺が多くの人に現れ、数%の人にはその麻痺が残るということ。
感染症の可能性ももちろんあるし、鼻の変形も多かれ少なかれあるそうです。
気になること① 鼻の変形
手術のリスクの中で、私がかなり気になっているのが、鼻の変形。
上あごの手術をする人は、程度の差はあれ避けられないようです。
特に日本人の鼻は軟骨がやわらかいため変形しやすいのだとか。
ただ、先生によると、鼻に関しては後から形を整えられる部分。
そこは割り切って手術を受ける人もいるそうです。
鼻の手術は保険適用外になるかもしれないというのがネックですが。
あと、私は元々鼻が曲がっている斜鼻なので、余計に変形が目立つ可能性も指摘されました。
レントゲンでも、鼻の中の骨、鼻中隔という部分がぐにゃっと曲がっているのが分かります。
初めて見たときはびっくりして、あごよりもまずそこに目が行ってしまったぐらい。

気になるなら1年後ぐらいに治してもいいかも。
ですって。
まあ鼻の話は先のこと。
上下のあごを動かしてチタンプレートで固定するので、1年後ぐらいにプレート除去の手術をするそうです。
あっても悪いものじゃないけど、女性は皮膚も薄いし取るのがおすすめなのだとか。
そのときに鼻も治せるのでしょうか? 確認した方がいいですね。
気になること② 歯の見え方
もう一つ気になったのが、上あごを切って短くすること。
当然、笑ったときの歯の見え方が変わります。
歯茎が見えるガミースマイルの人にはちょうどいいかもしれませんが、私は元々笑ったときに上の前歯がはっきり見える方ではありません。
これが全く見えなくなってしまうのでは、という不安がありました。
それを先生に言うと、骨を切り離して付け直すときにあえて少し前を下げるなどの調整で対応できるのだとか。
ただ、私の笑ったときに歯が見えにくいというのは、笑い方のせいもあります。
歯を見せて笑うと下あごが出ているのが強調されるので、長年の習慣でそれを避けているんですね。
一人で思い切り笑ってみると、上の前歯はちゃんと全部見えます。
多少見え方が減ってもいいので、気にせず笑えるようになるのが理想です。
そんな感じで診察終了。
治療希望なら、提携の矯正歯科に予約を取って治療を開始してくださいとのことです。
診察を終えて
2018年3月。
噛み合わせの治療を始めたときから数えると、もう少しで1年。
ちょっと遠回りしましたが、この時点で心は決まっていました。
顎変形症治療、始めます!

長かった「顎変形症治療開始まで」シリーズもこれで終わり。
次からは実際の治療について書いていきます!
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