【顎変形症治療開始まで②】噛み合わせ治療開始

治療開始まで

外科矯正に至るまでのあれこれを当時の日記で振り返ります。

長年悩んできた顔や体のゆがみを解消すべく、仕事帰りに通いやすいA歯科で噛み合わせ治療を始めました。

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レントゲンで顎関節の状態をチェック

2017年4月、A歯科の初診。まず問診票に今の状態を記入します。

ゆがみや下あごが出ていること以外に、顎関節がシャリシャリ、カクカク鳴ることも多いので書きました。

痛みはないので生活に不便は感じていませんが、音がするのはあまり気持ちがいいものではないです。

正面から、横から、何枚かレントゲンを撮影。

モニターに映し出された画像を見ながら説明を受けます。

前歯の状態を見ると、上下の歯がぶつかる切端咬合のため、顎関節に不要な力がかかっているのだとか。

無意識の食いしばりもあり、歯そのものも顎関節もすり減り始め、カクカクいうのは関節が外れかけているという見立てです。

なんだか恐ろしげな話になってきました……。

切端咬合を改めて指摘される

A歯科で指摘された切端咬合(せったんこうごう)。

私自身はこの言葉を聞くのが初めてではなく、すぐに理解できましたが、きっと一般的にはあまりなじみのない言葉ですよね。

切端咬合(せったんこうごう)

上下の歯の先端がちょうど当たる状態。上の歯と下の歯の間に本来あるはずのスペースがなく、放っておくと、歯の先が欠けたり磨耗したりする場合がある。

上下の前歯の先端が、ちょうどぶつかってしまっている状態をいいます。

正常な咬み合わせでは、上の前歯は下の前歯に2~3mm程度かぶさり(垂直的距離のことでオーバーバイトと言います)、横から見たときも上の前歯は下の前歯よりも2~3mm程度前にあります(水平的距離のことでオーバージェットと言います)。切端咬合とはオーバーバイト、オーバージェットがともに0mmの状態です。上下のかみ合わせが逆になる反対咬合の一種として発現することがあります。

原因としては、舌の動きや口呼吸・顎の骨の成長の異常のために起こりやすいと考えられています。

切端咬合を放置すると、歯に負担がかかり歯の一番先(切縁と言います)が欠けたり磨耗したりします。

出典:厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト e-ヘルスネット情報提供

先生からこの言葉を聞いたとき、小学生のころ、学校で受ける歯科検診で切端咬合と指摘されたことを思い出しました。

でも物心ついたときからずっとこの噛み合わせなので、特におかしいとは思っていなかったんですね。

切端咬合の何が悪いかも全く分かっていなかったので、当然それで歯医者を受診したり治療したりという経験はありません。

上だけ、下だけ見ると歯並びはそれほど悪くなく、明らかな受け口でもなかったので、親も気にしなかったんだと思います。

歯科治療に対して無頓着な親ではないのですが……。

特に親知らずに関しては、自分が腫れや虫歯で苦しんだから、という理由で積極的に早めの抜歯を勧められ、私も学生時代に4本全部抜いています。

そんな親ですが、あごに関する悩みとは無縁のため、子どもの矯正などは思いつかなかったようです。

実は、家族や親戚を見渡しても、受け口気味なのは私だけ。

遺伝的な骨格というより成長過程のゆがんだ姿勢などが影響しているのでは……と前から思っていました。

そして、A歯科での診察の中で、衝撃の事実を知らされます。

衝撃の事実、舌の位置は「上」?

顎関節の状態などを一通りチェックした後、指摘されたことがあります。

それは舌の位置。

口を少し開けてつばを飲むように指示されます。

すると先生、

先生
先生

舌が下がってるね。

正直、意味が分かりませんでした。

舌が下にあるのはごく当たり前のことなんじゃ……。舌だけに(???)

実はこれが大きな間違いで、本来舌は上あごにくっついているものなのだとか。

ミーコ
ミーコ

(何それ違和感しかない!!!)

舌が下の前歯の裏にある状態でつばを飲んだりすれば、その度に下の前歯は押されます。

先生によると、この下あごはその圧力で成長してきたものかもしれないと……。

なんと自分の舌の癖が今の骨格の原因かもしれないということです。本当に悲しい。

すぐに意識して舌を上あごにくっつけるようにしましたが、30年以上蓄積してきたものはすぐには変わりません。

習慣づけるのはなかなか難しそうです。

まあ今さら気をつけても、骨の成長はもう終わっているのであごの形に影響はないらしいですけどね!

私はもう手遅れですが、小さいお子さんをお持ちの方に、これだけは伝えておきたいです。

舌の位置は上!

大人が気をつけてあげることで、将来子供が受け口や下あごの目立つ顔立ちに悩まなくてすむかもしれません……。

マウスピースで噛み合わせを変えます

いろいろ衝撃の事実を告げられた後、治療方針を示されました。

マウスピースを装着して噛み合わせを少しずつ変え、歯や顎関節にかかる負担を減らしていくという内容です。

マウスピースといえば、小学生のころ歯ぎしりがひどくて、寝るときに着けていた記憶があります。

分厚くて邪魔で、あまりいい思い出はありません。

どんな装着感なのか気になります。

型を取ってこの日の診察は終了。

次回、完成したマウスピースを受け取ります。

【治療費】 約6800円(保険診療:レントゲン撮影等)

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